東京工業大学大学院総合理工学研究科 物質電子化学専攻

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東京工業大学では2016年度に教育改革を実施し、物質電子化学専攻の教員は学部と大学院を統一した「学院」への所属となりました。各教員の所属先は、こちらをご覧ください。
物質電子化学専攻の教員の研究室への進学を希望される場合は、各学院のHPから情報を入手して下さい。
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教育ポリシー

【修士課程】

人材養成の目的

 物質電子化学専攻では、基礎化学の習熟と広範な最先端化学に関する知識および技術の修得を通じて、多様化する科学技術の分野において、異分野の研究者・技術者とも積極的に交流できる高度かつ柔軟な思考力を養い、高い見識と倫理観のもとに社会の発展に貢献する国際性豊かな人材の養成を目指します。

入学者に求める資質と能力

 本専攻では、次のような資質と能力を持つ人材を求めます。

  • ・理工系、特に化学の基礎学力を有すること
  • ・学問に対する積極的な意欲を有すること
  • ・柔軟な発想をもち、新しい研究課題に積極的に挑戦する気概を有すること
  • ・化学の知見を活かして社会の発展に貢献する志を有すること
  • ・日本語による説明能力と文書化能力を有すること
  • ・英語による基礎的な読解力と文章作成力を有すること
 

入学者の選抜方法

 上記の資質と能力をもつ人材を選抜するために、本専攻では、英語の外部テストスコア(TOEIC, TOEFL-iBT,TOEFL-PBT)に加えて、専門科目からなる筆答試験、および、研究能力ならびに適性に関する口頭試問を実施します。また、基礎学力、学士論文研究などの内容についての口述試験による選抜も実施します。

修得する能力

 本専攻では次のような能力を修得します。

  • ・化学分野の研究・技術開発に必要な理工系基礎学力と論理的思考能力
  • ・専門知識を自在に活用して課題解決を行う力
  • ・化学分野以外の専門学力を自己修得し実践する能力
  • ・科学技術課題を本質的に理解するための幅広い専門学力
  • ・高い見識と倫理観のもとに社会に貢献する研究開発を実行する力
  • ・国際的視野をもって研究・開発の潮流を理解する能力
  • ・日本語と英語による論理立った説明能力と文書化能力を持ち、議論を展開できる力
 

教育内容

 本専攻では上記の能力を身に付けるために、次のような特徴を有する教育を実施します。

A)化学および関連分野の幅広い専門学力の養成
 学部で学んだ化学および関連分野の基礎知識をより深く習熟させ、さらに最先端化学を含む、高度かつ広範な専門学力を養成する。
B)他専門分野への適応能力の養成
 専門分野に関わる科目の履修のみならず、他専攻の授業科目等を積極的に履修させることで見識をひろげ、異分野への適応能力の習得をはかる。
C)課題解決力の育成
 課題解決のために必要となる専門的知識を講義で教授するとともに、修士論文研究に取り組ませることで、自ら課題を解決するための方法論を学ばせる。
D)創造性の育成
 修士論文研究において当該分野における最先端の研究に携わさせるとともに、学生独自の着想を重視することで、創造性豊かな研究能力の育成を目指す。
E)論理的対話力の養成
 研究報告会や講究等を通じて専門分野内外の研究者・技術者と的確に意見交換するための論理的思考力、コミュニケーション能力を養成する。
 

学位の授与方針

 本専攻の修士課程を修了するためには、次の要件を満たさなければなりません。

  • 1. 30単位以上を大学院授業科目から取得していること
  • 2. 本専攻で指定された授業科目において、つぎの条件を満たすこと
    • ・講究科目を8単位、研究関連科目を4単位取得していること
    • ・専攻専門科目を14単位以上、他専門科目を2単位以上取得していること
    • ・大学院教養・共通科目群の授業科目より2単位以上取得していること
  • 3. 修士論文研究において、学習目標の設定、評価、改善といった一連の学習過程を履修していること
  • 4. 修士論文審査および最終審査に合格すること

【博士後期課程】

人材養成の目的

 物質電子化学専攻では、先端的かつ創造的な学術研究・技術開発を推進するための高度な化学的専門知識と卓越した技術を有し、先見性、課題発掘能力および高い見識と倫理観をもって、世界的なレベルで将来の科学技術を牽引する研究者及び技術者の養成を目指します。

入学者に求める資質と能力

 本専攻では、次のような資質と能力を持つ人材を求めます。

  • ・理工系の十分な専門学力を有し、柔軟な発想ができること
  • ・化学分野の先端研究を推進する積極的な意欲を有すること
  • ・未知の研究領域を開拓しようとする気概を有すること
  • ・化学の専門知識を活かして広く社会に貢献する志を有すること
  • ・世界的視野で研究・技術開発を牽引する意志を持つこと
  • ・日本語および英語による論理だった説明能力と文書化能力を有すること
 

入学者の選抜方法

 上記の資質と能力をもつ人材を選抜するために、本専攻では、英語の外部テストスコア(TOEIC, TOEFL-iBT,TOEFL-PBT)に加えて、専門知識、修士論文研究などの内容についての口頭試問を実施し、研究能力ならびに適性を判断します。

修得する能力

 本専攻では次のような能力を修得します。

  • ・化学分野の先端的研究・技術開発を推進するための高度な専門学力と論理的思考力
  • ・高度かつ広範な専門知識を活用し、新たな創造的研究課題を提案し解決する能力
  • ・異分野における科学技術課題に取り組むために十分な幅広い専門知識
  • ・世界的な研究・開発の潮流を理解し体系化する能力
  • ・高い見識と倫理観のもとに知のフロンティアを先導する力
  • ・日本語と英語による論理立った説明能力と文書化能力を持ち議論をリードする能力
 

教育内容

 本専攻では上記の能力を身に付けるために、次のような特徴を有する教育を実施します。

A)化学および関連分野の高度かつ広範な専門学力の養成
 世界レベルの先端化学と最新技術の理解を通じて専門知識の深化・先鋭化を図る。
B)課題提案力の育成
 修士課程で習熟した専門基礎学力を応用して課題研究を自ら設定・実践し、既存の枠組みを越えた新たな化学的知見を創造・発信する力を育成する
C)化学分野におけるマルチリンガルの育成
 専門分野のみならず、複数の異分野における先端研究の潮流を理解し、自身の課題研究に応用できる能力を育成する。
D)先見性・創造性の育成
 博士論文研究において、既存の常識に囚われない斬新かつ独創的発想に基づく提案能力を育成し、自ら研究を推進する過程を支援する。
E)論理的対話力の養成
 国内外の多様な分野の研究者・技術者と発展的な議論を展開するための論理的思考力、コミュニケーション能力を養成する。
 

学位の授与方針

 本専攻の博士後期課程を修了するためには、次の要件を満たさなければなりません。

  • 1. 博士後期課程に所属した期間に対応する講究科目を取得していること
  • 2. 博士論文研究において、学修目標の設定、評価、改善といった一連の学習課程を履修していること
  • 3. 査読付きの学術誌に論文受理の実績を有すること
  • 4. 博士論文審査を経て、最終審査に合格すること